むし歯は進行を止めることが出来る?
2016.07.06
水戸さくら通り歯科院長の高根です。
今日もむし歯についてお話しします。
むし歯の原因はみなさんご存じ虫歯菌(ミュータンス菌をはじめ、色々な種類ありますが)が歯の表面に付着し(プラーク)、そこで酸を産生、歯の表面を溶かします(脱灰)。
むし歯の表面は溶けているので軟らかく、デコボコになっており、よりプラークが付きやすくなっています。
しかし、付いたプラークをブラッシングでしっかり落としてから、唾液中のカルシウムやリンが働くと再石灰化が起きて表面が硬くなってきます。
色は茶色や黒のままですが、むし歯の進行は停止します。
つまり、プラークが付いていなければ溶けることはないので、唾液の再石灰可能が優位に働き虫歯を止めることが出来るのです。
もちろん、いくら磨いても穴は塞がりませんので治療する必要はありますが、治療を先にしてもその周りから虫歯になっていくので、ブラッシングが出来るようになってから治療したほうが治療したものが長持ちします。
痛みがある場合は緊急処置を先に行い痛みを止めますが、基本的にはブラッシングのトレーニングを行い、環境整備をしてから治療をした方が良いようです。
当院では徹底的なブラッシングのトレーニングを行っています。
むし歯はもうごめんだという方はご相談ください。