知って安心!痛くない麻酔の手順
2024.03.15
歯科治療における麻酔処置
歯科治療に苦手意識を感じる理由として、治療の際の痛みを挙げる方も多いのではないでしょうか。むし歯の治療や抜歯などの処置を行うとき、できるだけ痛みを感じたくないですよね。そのために、痛みを伴う歯科治療を行う前には麻酔の処置を行います。一般的な歯科治療で行う麻酔処置は「局所麻酔」といわれるもので、治療を行う箇所のみに麻酔薬を作用させ、一時的に痛みなどの感覚を消失させます。当医院では麻酔処置を行うときも、患者様の痛みや不快感をなるべく軽減できるように様々な取り組みをしています。今回は、麻酔の手順についてご紹介します。
一般的な麻酔処置の手順
歯科治療の痛みだけでなく、麻酔をする際の痛みもストレスに感じている方も多くいらっしゃるかもしれません。歯科治療における局所麻酔では主に「湿潤麻酔」を使用しますが、この麻酔薬は注射針から患部に注入します。そのため、針が粘膜や歯ぐきに刺さる痛みを不快に感じるのです。この針による痛みをできるだけ軽減するために行われる処置が、「表面麻酔」です。湿潤麻酔をする前に、針を刺す箇所にジェル状やスプレー状の麻酔薬を塗布します。表面麻酔が効いてきたら、専用の注射器で湿潤麻酔薬を注入します。
麻酔処置での痛みを軽減するために
麻酔処置を行う際にできるだけ痛みや不快感を軽減するため、以下のようなことに留意しています。
・表面麻酔の処置を行う
・細い注射針を使用する
・痛点の少ない場所から針を入れる
・麻酔液を専用の機械を使いゆっくり入れる
麻酔処置を行ったあとの注意点
湿潤麻酔の効果は、一般的に1~3時間程度といわれています。そのため、歯科治療が終わった後もしばらくは麻酔の効果が続いていることになるのです。麻酔が効いている間は頬の内側や唇、舌を噛まないように気をつけるようにしましょう。可能であれば、飲食も麻酔がきれてから摂っていただくことがおすすめです。特に、熱い飲み物などはやけどのおそれがあるので特に気をつけましょう。
まとめ
今回は局所麻酔の手順についてご紹介しました。患者様のご負担をできるだけ少なく歯科治療を行うためにも、適切で痛みや不快感の少ない麻酔処置を心がけております。麻酔処置についてご不明点やご不安な点がございましたら、遠慮なくお申し付けください。