妊婦さん必見! 妊娠中の口腔ケアと予防法とは
2025.03.31
「妊娠中はつわりでつらい…」
「赤ちゃんのためにいっぱい食べてるけど、歯が気になる…」そんなお母さんへ。
妊娠中の口腔内のトラブルは、お腹の赤ちゃんの健康にも影響します。妊婦さんにぜひ知っておいてほしい口腔ケアの重要性と、具体的な予防方法についてご紹介します。
妊娠中、お口の中は変化します
妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって唾液の量が減り、口の中が酸性になりやすくなります。さらに、つわりなどで歯磨きが疎かになると、虫歯や歯周病の原因となる歯垢や歯石がつきやすくなります。また、近年の研究では、妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児出産のリスクが高くなることも指摘されています。適切な口腔ケアは、そのようなリスクを低減させる効果もあるのです。
妊娠中に起こりやすい口腔トラブル
● 歯ぐきが腫れたりや出血する(妊娠性歯肉炎)
● 唾液の分泌が少なくなり、お口の中がネバネバする
● 虫歯ができやすくなる
● 女性ホルモンの変化にともない、口臭が強くなる
妊娠中の口腔ケアのポイント
1 定期的な歯科検診
妊娠中に一度は歯科医院を受診し、歯のクリーニングや口腔内のチェックを受けることがおすすめです。フッ素塗布を受けることで、歯を強化し、虫歯を予防できます。
2. 丁寧な歯磨き
妊娠中の歯茎はデリケートなので、柔らかい歯ブラシを使い、優しく磨くことが大切です。歯と歯の間の清掃に、フロスや歯間ブラシも使用しましょう。
3. マウスウォッシュの活用
妊娠中は口内が酸性になりやすく、虫歯のリスクが高くなります。低刺激のマウスウォッシュを使って口内のpHバランスを整え、細菌の繁殖を防ぎましょう。
4. つわりがひどい場合
つわりで歯磨きが難しい場合は、口をゆすぐだけでも効果があります。
5. 水分補給
妊娠中は唾液の分泌が減少することがあります。唾液は口腔内を清潔に保つ役割を果たしているため、水分をこまめに摂ることが重要です。
まとめ
妊娠中の口腔ケアは、お母さんとお腹の赤ちゃんの健康を守る上で非常に重要であることがお分かりいただけたでしょうか?
日々の丁寧なケアと定期的な歯科検診で、健康的な妊娠生活を送りましょう。不安なことがあれば、お気軽に当院までご相談ください。