赤ちゃんのお口を刺激してあげるメリット|水戸市の歯医者

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赤ちゃんのお口を刺激してあげるメリット

2024.10.15

なぜお口の刺激が大切?

生後1ヶ月半~2ヶ月ごろになると、赤ちゃんが指や手の甲を舐めたり、拳を口の中に入れようとしている様子を見たことがある方は多いのではないでしょうか。このほかにも、おもちゃやタオルを口に入れようとしていることもありますよね。このようなしぐさは、自分でお口に刺激を与えているとともに、赤ちゃん自身の発達にとって非常に重要な役割を果たしています。具体的にどのようなメリットがあるのか、以下にご紹介します。

 

 

 

 

 

メリット①脳への刺激になる

赤ちゃんは周囲の様子を探ろうとして、自分の唇や舌で指やおもちゃを舐めています。この行動は、物の形や質感、温度などの情報を脳に伝えるためのものなのです。これらの刺激をもとに、赤ちゃんはこの世界にある様々なものを理解し、学んでいきます。

 

メリット②「触覚」を身につける

人間には触覚、嗅覚、聴覚、味覚、視覚の「五感」があります。これは生まれてすぐに備えているわけではなく、成長の過程で身につけていくものなのです。五感の中でも最初に身につくのが触覚といわれています。触覚は実際に身体を通して残る感覚で、痛みや物の質感を唇や舌を通して感じ取っているのです。

 

 

 

 

 

 

メリット③最初に自発的に動かせる

人間が目的をもって自発的に体を動かせる場所は、実は口です。赤ちゃんが手や足をバタバタさせていることはありますが、これは目的をもって行っているものではありません。手や足を舐めることで自らの身体を認識し、成長しようとしているのです。

 

メリット④食べる、飲み込む動作を学べる

手や足を舐めるなどして口を動かしていると、唾液の分泌量も増えます。唾液には様々な働きがありますが、赤ちゃんにとっての唾液の大切な働きは「飲み込む動作の学習になる」ということです。母乳やミルクは液体なのでスムーズに飲み込めるかもしれませんが、粘着性のある唾液は同じようには飲み込めません。この動作を学ぶことで、この後の「食べる」という動作に繋がっていきます。

 

 

 

 

 

メリット⑤身体の発達を促す

「人は口から育つ」という言葉にもあるように、赤ちゃんが口で様々なものに触れる、舐める、吸うといった動作は、身体の発達に非常に大切なことです。近年では、障がいによって身体を動かせない赤ちゃんにも口に刺激を与える取り組みなども広がっています。

 

赤ちゃんの成長とお口の刺激の変化

赤ちゃんは手や口を舐めることで様々な刺激を得ていますが、いつまでもその動作をしているわけではありません。成長とともに、口への刺激を与える方法も変化していくのです。例えば、指しゃぶりに関していえば、3歳頃までは日常的に指しゃぶりをしていたとしても、おもちゃでの遊び方や対人関係の変化などにより自然に消滅していくことがほとんどです。

 

 

 

 

 

まとめ

今回は赤ちゃんのお口を刺激してあげるメリットについてご紹介しました。ぜひ、赤ちゃんが口で触れる、舐める、吸うといった動作を周りの大人が後押ししてあげましょう。

但し、お口に入り込んでしまう物や、おもちゃは窒息してしまう恐れがありますので親御さんの監視の下で行ってください。

赤ちゃんやお子さまのお口の中のことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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