歯周病と糖尿病の意外な関係〜お互いを悪化させる悪循環とは?
2026.03.16
「糖尿病と歯周病、実は深い関係がある」と聞いたことはありませんか?

一見、まったく別の病気のように思えるこの2つですが、実はお互いに影響し合い、
悪化させる関係にあることがわかっています。
糖尿病の治療をしているのに血糖値がなかなか下がらない、歯周病の治療をしているのに改善しない、そんな経験はありませんか?
もしかすると、その原因は両者の悪循環にあるかもしれません。
歯周病と糖尿病は、お互いを悪化させる「相互関係」にあります。つまり、歯周病が糖尿病を悪化させ、糖尿病が歯周病を悪化させるという、負のスパイラルが生まれてしまうのです。近年の研究では、歯周病の治療をすることで血糖値が改善したという報告もあり、両者の関係は医療の現場でも注目されています。
今回は、歯周病と糖尿病の意外な関係について、わかりやすくお伝えします。
歯周病が糖尿病を悪化させるメカニズム

では、なぜ歯周病が糖尿病を悪化させるのでしょうか?
歯周病になると、歯ぐきに炎症が起こり、「炎症性サイトカイン」という物質が体内に放出されます。この炎症性サイトカインは、血糖値を下げる働きをする「インスリン」の効果を妨げてしまうのです。その結果、血糖値が上がりやすくなり、糖尿病が悪化してしまいます。お口の中の炎症が、全身の健康に影響を及ぼすなんて驚きですよね。
糖尿病が歯周病を悪化させるメカニズム
一方、糖尿病が歯周病を悪化させるメカニズムもあります。

糖尿病になると、体の「免疫力」が低下し、細菌に対する抵抗力が弱まります。また、高血糖の状態が続くと、歯ぐきの血管がダメージを受け、炎症が起こりやすくなります。
参考記事:https://www.jacp.net/perio/effect/
さらに、糖尿病の方は「唾液」の分泌が減少する傾向があり、お口の中が乾燥しやすくなります。唾液には細菌を洗い流す働きがあるため、唾液が減ると歯周病菌が増殖しやすくなってしまうのです。
悪循環を断ち切るために
この悪循環を断ち切るには、歯周病と糖尿病の両方をケアすることが大切です。
まず、毎日の丁寧な歯みがきとデンタルフロスで、歯周病菌の住みかとなる「プラーク」をしっかり除去しましょう。そして、ご自身では取りきれない汚れは、歯科医院での定期検診とクリーニングで除去し、歯周病の早期発見・早期治療を心がけることが重要です。 同時に、内科での治療もしっかりと継続し、血糖値をコントロールすることが、歯周病の改善にもつながります。
まとめ
お口の健康は、全身の健康と深くつながっています。糖尿病の方は特に、歯周病のリスクが高いことを知っておきましょう。日々のセルフケアと定期的な歯科検診で、歯周病と糖尿病の悪循環を断ち切り、健康な毎日を送りましょう。
関連記事リンク:
タバコは歯ぐきによくない?喫煙者の歯周病リスクを徹底解説
https://www.mitosakura-dc.com/2025/12/17/3068/
歯周病の原因とは
https://www.mitosakura-dc.com/2023/08/15/1659/
歯周病が原因で起こる疾患とは
https://www.mitosakura-dc.com/2023/06/15/1506/




